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2024年4月14日〜17日に北海道大学札幌キャンパスにて、APPFが開催されました。

当研究室からは2名の口頭発表と2名のポスター発表がありました。


学会の翌日には忍路臨海実験所で採集をしてから帰宅。麗しき海藻たちに心を浄化された一向でした。

2024年度の藻類研の活動がスタートしました。

新4年生が4人加わり、現在は学生と研究生、研究員の合計18名が犇めき合う研究室となっております。

本年度もよろしくお願いいたします。

2024年3月22~24日に日本藻類学会第48回大会が神戸で行われました。

本研究室からは、4名の口頭発表と3名のポスター発表がありました。BE KOBE!

神戸に行く前に兵庫県竹野町に前泊して竹野海岸で採集しました。水温は10度でしたが、普通のウエットスーツでスキンダイビング。キチガイって言わないでください。


めかぶをつけたワカメ。成熟にはもう少しだけ時間がかかりそう。

こちらはクロメ。水が澄んでいてとても綺麗でした。ダイビング後には温かい紅茶とコーヒーをセンターの人にいただきました。ありがとうございました。

学会後には淡路島大磯海岸で開催された海藻採集ワークショップに参加しました。あいにくの天気でしたが、参加された学生さんや教員のみなさんと有意義な時間を過ごしました。

こちらは記念すべきフノリノウシゲ。フクロフノリに着生しているBangia の仲間です。

ご飯も美味しかったですし、また淡路島に行きたいです!

2024/3/13–14に館山ステーションにて採集会を行いました。

新四年生向けのオリエンテーションも兼ねて採集や観察、標本作りを行いました。

ホソジュズモを採集する一向。

採集後はサンプルの種同定とミニ講義で藻類についての学びを深めました。

アオサ藻11種、褐藻25種、紅藻41種、全部で77種類採集できました。今回は波が高かったため、オニクサは残念ながら採集できず...。

こちらは白浜町根本の様子。前日の波浪によりアラメやカジメが多く打ち上がっていました。

岩場を優先するヒジキ。

褐藻パラダイスで大喜びですサイコー!やっぱり茶色って良いですよね。普段着用する洋服もつい茶色になりがち。

こちらは婚姻色が出始めたカワウの群れ。

心が海によって浄化された一向でした。今後の採集調査の情報もどうぞお楽しみに!

今年度も博物館学Ⅲの履修生に海藻を使ってポスターを作成してもらいました。

藻類研メンバー内で人気投票を行い、全67作品の中から見事ベスト8に輝いた作品をご紹介します!


【第1位】海藻クロスワードパズル

【学生からのコメント】

  • クロスワードにするセンスが良い。見栄えも良くて面白い!
  • クロスワードがいい感じだった。
  • アイデアが面白い、海藻の名前を覚えてもらえそう。
  • 難易度高! 藻類研の学生ならもちろんできるはず、、、ですよね?
  • 海藻の名前でクロスワードを作る発想が好き。
  • 調べたくなる!



【第2位】浅瀬のカラフルな藻類たち

【学生からのコメント】

  • テーマに忠実で上手くまとまってる。
  • 海藻の一言解説がちょうどいいです。
  • 配置がきれい。説明も丁寧だった。
  • 生育場所がパッと見で分かるのが良い。
  • 実際の生育環境を想像しやすい。
  • 海藻の特徴と生育域を視覚的に見やすく、それでいて詳しく書けていてポスターとしてのクオリティが高い。



【第3位(2名)】目で見る海藻の分類

【学生からのコメント】

  • 光合成色素に注目して色の説明をするのは目の付け所がいいですね。デザイン性もあり、どの色素がどの色を持つか分かりやすくて素晴らしい。
  • 大抵の人は目で見る。
  • 見やすくて綺麗。



【第3位(2名)】海藻が海藻を食べた!?

【学生からのコメント】

  • 唆られるタイトル。
  • ポスターとしてのテーマ選びが良いと思った。解説図もわかりやすい。
  • 藻類の進化をわかりやすく伝えている。



【第5位】藻場を守ろう

【学生からのコメント】

  • ミノカサゴのヒレを海藻で表し、ヒレの海藻によって作られた藻場にさまざまな生き物が生育している点が細かく表現されておりとても良い。
  • 藻場を綺麗に表現していて良いと思った。
  • 再現度高い。ただ、ミノカサゴって藻場に多い訳でもないのでは...?!



【第6位(2名)】海藻を使ったレシピ

【学生からのコメント】

  • 海藻の名前と料理名で色分けされていて見やすかったです。マスコットキャラのカイソーちゃんがいつもニコニコしていて、かわいいです。
  • これ一つで作れちゃう!



【第6位(2名)】藻cute♡海松の不思議を覗き見る👀

【学生からのコメント】

  • ミルという一つの海藻に絞って様々な事柄について詳しく述べられていて良いと思います。
  • 藻cute、積極的に使っていきたいですね…!



【第8位(4名)】海藻とともに生きる魚たち

【学生からのコメント】

  • 海藻とイラストの一体感が良かったです。
  • 海藻と他の生き物との関係がパッと見でわかりやすかったです。



【第8位(4名)】海のゆりかごガラモ場って?

【学生からのコメント】

  • ガラモ場の説明がわかりやすかったです。
  • アマモなどではなく、あえてガラモ場なのが独特でよいと思いました。



【第8位(4名)】食卓を彩る海藻

【学生からのコメント】

  • ふと目にしたときに、中身を読もうと思うかを基準に選定。無駄のないデザインが好き。
  • わびさびを感じるポスターでした。解説文に工夫が見られ、独自性があって良いなと思いました。



【第8位(4名)】面長のあなたは...♡ベース形のあなたは...♡

【学生からのコメント】

  • コトジツノマタの人が良い。
  • オススメの通りオゴノリにしたのですが、頭皮も周囲の目線も冷たい気がします。


以上、ベスト8の作品発表でした〜!

選ばれた作品は、マリンサイエンスミュージアムにて1年間展示されますので、ぜひ足を運んでみてくださいね。

履修生の皆さんお疲れ様でした!

続いて丸一日かけて、車で厚岸から函館へと大移動しました。


まずは函館名物店ラッキーピエロで晩御飯をいただきました。

右に見える飲み物はラッキーピエロでお馴染みのラッキーガラナ。

翌日には、北海道大学水産学部 海藻学教室の皆さんと一緒に葛登支岬へと採集調査に。

数キロに渡る潮間帯で夢中になって採集をする一同。

厚岸とはまた異なる海藻相を目の当たりにしました。


採集についつい夢中になり、遥か遠くへと消えそうになった先輩。いつものことです。

その後は北大にお邪魔して、ソーティングをしながら夜遅くまで語り合いました。

葛登支での採集を終えた翌日には、北大前の七重浜海岸で採集を行いました。

ここにはマコンブが多数生育しており、この時期は1年ものと2年ものが混在しているようです。

これは七重浜海岸で採集したワカメの「めかぶ」から放出された遊走子たち。

自慢の鞭毛で力一杯泳いでいる様子に毎度魅了されます。

最終日には函館名物である朝市を散策しました。

季節限定のイカ釣りも見ることができ、充実した5日間でした。

2023年7月に北海道へ採集旅行へ行きました。採集地点は厚岸と函館です。今回の旅の目的はコンブ類の配偶体の研究を行うための培養株の作製、および紅藻ツノマタ類・ソゾ類、褐藻アミジグサの採集と北海道に生育する海藻の多様性の把握です。

初日は夜に到着する飛行機だったので、到着後すぐに釧路で夜ご飯を食べました。釧路名物スパカツです。これがまたバチボコに美味しかったのでした。一度ご賞味あれ。


翌日の朝に北海道大学厚岸臨海実験所へ移動し、大黒島へ船を出してもらいました。大黒島に到着すると、早速オジロワシが姿を露わにし、出迎えてくれました。夏は涼しく静かなこの実験所でずっと研究していたいものですね(by 先輩)。

大黒島ではトロロコンブ、ナガコンブ、ガッガラコンブ、オニコンブ、スジメなどのコンブ類が主に見られました。昨年度より観察される種数が減少していましたが、もしかすると水温などの変化があったのかもしれません。

左から順に、ガッガラコンブ、ナガコンブ、スジメ、トロロコンブです。

実験所に一泊し、ソーティング、培養株の作製などを行いました。

これは子嚢斑が形成されたオニコンブ胞子体の様子です。

晩御飯にはザンギ定食や厚岸名物の牡蠣定食をいただきました。これもまたバチボコに美味しかったのでした。

翌日の早朝には、昆布漁の様子もみられ、一同ご満悦。

次回は函館編です。

2023年度の臨海生物学実習が行われました。今年度から本来の開催場所である坂田実習場での開催が可能となり、38名の実習生を受け入れることができました。


初夏の坂田の海藻です。

1日目は採集・同定・デジタル標本集作りです。

2日目はコドラート調査・植生調査の結果をまとめ、発表します。

TAの皆さんお疲れ様でした。海藻に興味を持った3年生が現れることを期待します。

北海道で用事があったのでせっかくなので忍路まで足を伸ばしてサンプリングしてきました。


北海道大学の忍路臨海実験所にお邪魔しました。

忍路湾は日本海側に位置しており、潮汐の変動も小さく、穏やかなため、調査日も水面から多くの種が観察できました。


潮間帯は太平洋岸と比較すると狭いです。


カヤモノリのなかま。(キタカヤモやシバザキカヤモノリ)。水柱で直立しています。


アカバ


クロハギンナンソウが多く生育していました。


マコンブやホソメコンブの群落です。潮間帯の下部との際には多く生育していましたが、漸深帯は白く磯焼けしていました。

ヒラコトジ?

2023年度の藻類研の活動がスタートしました。

新4年生の加入や在学生の休学などがあり、現在は19名の学生が犇めき合う研究室となっております。

本年度もよろしくお願いいたします。