2021年度海藻ポスター

博物館学IIIの履修生に海藻ポスターを作ってもらいました。どれも意欲的な作品で力作ぞろいでした。

せっかくなので、藻類学研究室メンバーに投票して順位をつけてもらいました。35作品中11位までを研究室メンバーの感想付で紹介します。


11位

ちょっとよくわからない所が良い

海藻と会話できるの素晴らしい✨是非当研究室へ。

圧倒的抜け毛感!もはや芸術!これを見たら、後頭部を触ってしまう。

だからなんなんだ!というインパクト


10位

寒天の作り方がわかりやすい上に配慮がすごかった!

以外とみんな寒天の作り方わかんないですよね。実物も貼って合ってわかりやすい!

寒天の作り方がわかりやすく示されている


9位

海藻の悩ましいところである種内の形態的多様性をわかりやすく伝えてくれている

展示としては玄人向けであるが、こういう探させ方をすれば展示物をじっくり見てくれそう。博物館のパネルに欲しい。

目を引くデザインではないが、海藻に興味のある人ならついクイズに挑戦したくなりそう

形態変化をクイズの落ちとして使っている点に知性を感じる


8位

コスメショップにありそう。唇が良いアイデア&セクシーだと思いました。

ベニスナゴの色の使い方がうまい!妖艶!資生堂とかでありそう

健康面に着目したことも含め、美的センスがすばらしい。

押し葉の質感を活かしたシックな仕上がりが素敵です。


7位

押し方がきれい!

シンプルだけど、デザイン性高い!生きているときはどんな色なんだろう?と気になります。

謎の配置センスの高さにより目を奪われる

配置がきれい。海藻とその名前を照らし合わせやすい。


6位

海藻と人の歴史的な関わりが美しい

渋くて味がある。文化や歴史的な側面から昔は様々な海藻が身近なものであったことがよく伝わってくる。

和歌に着目したのが斬新。

生物学と文学を結びつける発想はなかった。


5位

アートとしても楽しい絵だし、使っている海藻の種類がわかるようになっているところに工夫を感じる

眠れる森の美女のバレエ曲が頭に流れた。教育的に内容が深く感嘆した。

イバラノリを城の周りのいばらに使う発想が良い。龍の火の使い方も良い。美女も海藻で再現して欲しかったかも

RPGを意識?したユニークな構成で、クイズも凝っていました

参加型の作品で楽しいです。押し葉の使い方も面白いですね。

実物からの情報を読み取るために文字でヒントを与えるという点でいかにも博物館らしいと感じた。


4位

海藻が生き物の棲みかになっている様子が生き生きと描かれていてよい。

海藻と魚の関係性が一目でわかる!

魚の絵という2次元と立体的な海藻という3次元の組みわせに思わず心奪われた。どうなっているの!?と思わず見たくなった。

ガラモ場の説明がわかりやすく、ホンダワラ類の特徴をよく表している

3次元的な使い方が説明ともマッチしていて発想力があると思った

海藻とイラストの組み合わせからガラモ場がイメージしやすい。流れ藻の重要性がよく伝わる。魚たちが解説してくれている感じが楽しい。

海藻と他の生物との関係を表現したいということが一目で伝わってくる。


3位

多様な海藻があるのだと一目でわかるデザイン。図鑑の表紙みたいでかっこいい

海藻のきれいな世界観が伝わってくる!

海藻には様々な色や形があることが一目でわかるし、目を引くスタイリッシュなデザインでオシャレ。ポスターに適している

シンプルでよい

次の図鑑の表紙はこれで決定

海藻と文字の配置を分けたことによるコントラストが良い。海藻のグラデーションが綺麗。「海藻」のレタリングが目に飛び込んでくる。

ポスターと図鑑の折衷のようなデザインがシンプルで見やすい。

海藻の色について考える上ではこれ以上ないほど綺麗なグラデーションだと感じた。


2作品が同点で1位でした。1位の1つ目

見た目が華やかで思わず目が行ってしまう。セリフも面白くて海藻の種類と特徴を覚えやすい。

インスタ映え✨❤️

ツリーがうまく再現されてますね。リースも作れば、磯の香りがする楽しいクリスマスの完成

こういう海藻好きな子どもがいたら面白いけど発言に狂気を感じる。が、そこが良い。

季節性があり子ども向けなので地域の自然史博物館の季節展示などに適していると思う

子ども向けの教材としてとても良いと思います。

課題の主旨をしっかりと理解した作品

ポップでかわいい。子供でも興味を持ってもらえそう。異様に海藻に詳しい子供たちがものすごく良い。


1位の2つ目

視覚的インパクトが大!!「絵がすごい!」→「ながれも?」→「流れ藻!なるほど!」の流れが良い!!

サルガッソ海の豆知識がおもしろかった

船舶とホンダワラへの愛を感じる。かつて当研究室にいた某氏を彷彿とさせる

大正っぽい文字とイラストがカッコいいですね!細かいところですが、特に左の方の小さい船と左下のカモメがいいですね。

挿絵のインパクト、字体と押し葉の親和性に惹かれました。

情報量が多く、他の多くの作品の上位互換と化している

迫力がすごい。イラストからサルガッソ海の由来がよく伝わる。フォントとカラーの使い分けが上手でキーワードが目に入りやすい。

ホンダワラ類の気胞だけをピックアップする展示はコラムとしてレベルが高いと感じた。全体のデザイン性もポスターとして優れたものだと感じた。

東京海洋大学 藻類学研究室(旧サイト)

東京海洋大学・藻類学研究室の公式サイト(2024年度以前)