千葉県外房調査

11月に千葉県外房の安房小湊にある千葉大学の臨海実験所にて培養実験用のアラメ、カジメの採集とツノマタ類の調査に行ってきました。

透明度も高く、イソモクやノコギリモク、トゲモクなどのホンダワラ類が大きく生長しており、水温も快適で海中はとても綺麗でした。

スキンダイビングによるサンプリングの様子。

アラメでは子嚢斑の形成された成熟個体が多かったものの、カジメは魚類などによる食害の影響か、所々立ち枯れが見られました。2022年5月時点で調査した際には沢山加入していた幼胞子体も、今回ではほとんど見られませんでした。もしかすると、伊豆半島同様に植食性動物などによる食害が拡大しているのかもしれません。

海中林の美しい姿に魅了された良きサンプリング調査でした。

東京海洋大学 藻類学研究室

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