ホソカワモズクを求めて エピソード2

前回に引き続きホソカワモズクを求めて高層湿原へ行きました。

今回は新潟県です。今回のターゲットは標高2100mほどの場所なので降雪の影響が心配されました。


前日に麓の民宿に宿泊して朝一でスタートです。

まずはスキー場の横を抜けていきます。


登っていくと段々気温が下がり、雪も見えてきました。まだまだ登り続けます。

普段海で研究していたら絶対に見られない壮大な光景です。

樹氷の様になっている木もありました。足下は薄く雪が積もっている感じでした。

山頂付近の湿原にたどり着きました!日が陰っていて極寒です。

しかし、ここからカワモズクを探し始めます。

池とうも凍り付いている場所がほとんどです。

少し晴れ間が出てきたので池とうを見ると・・・いました!

ホソカワモズクです! 水の中は5℃、手を入れるととても冷たいです。

分析用に採水し、ろ過します。作業を手早く終えて日が暮れる前に下山をします。

いつものように山の神様にカワモズクの採集のお礼と安全を祈願しました。


終盤は少し晴れ間もでて綺麗な初冬の湿原を見ることができました。

前回の反省を踏まえ、下山後は温泉へ直行し、湿布で脚を労りました。

車でなければ新潟の日本酒を沢山試飲して購入していきたかったですがまた次回ですね。

                              エピソード3へつづく

東京海洋大学 藻類学研究室

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